Gold,Silver,Enamel,Diamond Pin B-122
ゴールド・シルバー・ダイヤモンドピン
19世紀のイギリスではデザインにメッセージを込めたジュエリーが多く作られ、友愛などの意味を持つ手のモチーフは人気がありました。
愛情を意味するバラを手にしたアイボリーのブローチや、
ジョージアン期に作られましたゴールドチェーンのネックレスのクラスプなど、グッドウィルでもお取り扱いがございます。
しかしながら今回ご紹介いたしますブラックエナメルのダイヤを手にしたジュエリーは、大変珍しいかと思われます。
艶やかでどこか色っぽいこちらのジュエリーは、
派手さはないものの、見るものに印象付ける存在感があります。
ほっそりとした華奢な手は女性でしょうか、指先には約4㎜程の大きなローズカットダイヤ、手首のバングルやブラウスの袖口、そして小指のピンキーリングにまでローズカットダイヤがあしらわれています。
袖口の反対部分をみると、そこにはアカンサスのような葉がゴールドに彫られ、バングルの反対部分にはホワイトエナメルが装飾されており、
見えない部分まで丁寧に作られています。
チェロのケースを思わせるような曲線が美しい、
こちらのピンブローチのために作られたオリジナルケースが残っているのも嬉しいですね。
反対色のお洋服に着けて似合うことはもちろんですが、
黒いお洋服にぜひ合わせていただきたいお品です。
遠くにダイヤがきらりと光り、
近くにエナメルが輝きます。
サイズ:長さ約88㎜(先端ダイヤからピンキャッチまで)