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Goldcase,Citrine,Quartz Seal

ゴールドケース・シトリン・クォーツシール

商品番号
P-523
アイテム
ペンダント
素材
ゴールドケース・シトリン
イギリス
時代
19世紀初期
価格
SOLD

石や、金属の平面に、紋章やモットーなどの模様や文字を彫り下げ封蝋の上から押し付けるためのもの。
この掘り下げて模様を出す事をインタリオと言います。
指輪にインタリオした石をセットしたり、また地金を彫り下げた品もあり、インタリオリングと言われます。
やがては、フォブにセットされて、懐中時計の鎖の飾りやシャトレーヌに下げて使われました。
これはフォブシールと言われます。

こちらは爽やかなレモン色が印象的なシトリンのフォブシールです、
縦約18㎜ 横約15㎜の大きなシトリンの場面には、
上からハト、中ほどの盾にはやはりハトと
テューダーローズと思われる横に並んだ3輪のバラ。
下部のスクロールには、「ME PASCUNT OLIVE 」と彫られています。

シールに彫られているテューダーローズとは
15世紀のイギリスのバラ戦争。
30年間に及ぶ権力闘争は対立していたランカスター家(赤バラ)のヘンリー7世とヨーク家(白バラ)のエリザベスとの婚姻によって終結します。
その際に作られました2つのバラが重なった模様の紋章がテューダーローズと呼ばれています。
現代ではイギリスの国章や、サッカーのイングランド代表のエンブレムに見ることが出来ます。
ヴィンティージ時計のチューダー社の物にも、国民に親しまれている紋章マークという理由から取り入れられています。

そして何羽も彫られているハト
「鳩とオリーブと言えばご存知の方も多い、旧約聖書の創世記の中のノアの方舟。
神の怒りによって起こされた洪水が収まり、水が引いて地上に出られるかどうかを確かめるためにノアは船より鳩を飛ばしました。
何度目かに鳩はオリーブの枝をくわえて戻ってきたことから、洪水が収まったことを知ります。
神に許され、平和が訪れたことを知らせたオリーブを加えた鳩の姿が、平和の象徴となったのです。」

どちらも闘争や災害が終わり、平和の訪れを象徴したマークです。
きっとこちらの元オーナーも平和の意味を込めてオーダーされたのではないかと想像することが出来ます。
19世紀の特徴を持つ、花模様などの美しい彫金も見応えがあります。