品番:R-1164
品名:18ct.エナメル パール オニキスカメオリング
素材:18金・エナメル・パール・オニキス
国（推定）:ロンドン
時代（推定）:1854年
サイズ：＃10号　
サイズ直し不可

ヴィクトリア時代に流行したセンティメンタルジュエリーの一つに
モーニングジュエリーが挙げられます。
こちらは、故人をしのぶ目的で作られたロケット式のモーニングリングです。
カメオの裏側がロケットになっており、遺髪が収められております。
地金は18金で年代等を示す印が打刻されております。

以下はご参考までにセンティメンタルジュエリーやモーニングジュエリーに関して
簡単にまとめましたものです。

センティメンタルジュエリーとは
・愛情を示す事を目的としたもの
・個人の信仰を表すもの
・愛する故人を偲ぶ目的のもの　等々

具体的な例
・愛情を示す目的では、言葉遊びのジュエリー
石の頭文字でメッセージを伝えるREGARD、DIAREST、ADOREなど。
または花言葉を意識してモチーフに起用したものなど。
愛しい相手（大切な家族）の毛髪等を使用した品が挙げられます。

・信仰を表す目的としては
宗教的なモチーフをあしらい、メッセージ性を持たせた品や
MIZPAなどの聖書の文言、または個人的なモットーを彫刻したデザインなど。

・故人を偲ぶ目的のモーニングジュエリーは、
中世から存在する、死を思うメメントモリのジュエリーの流れを汲んで
ロマン主義の風潮に合い、花開きました。
写真や、遺髪を作品の一部として使った品や、
デザインも、それと分かる独特のサインを持ちます。