仔羊と思われるモチーフのインタリオリング。
（家畜の羊の元となったムフロンは、生後約2ヵ月で角が生えます。
大人になるとくるりとカールした大きな角になります。）
その表情は穏やかであり毅然としています。
多くのキリスト教派では仔羊はイエス キリストを指しており、
ステンドガラスや絵画などのモチーフとして残されています。

人間の罪の許しを願うべく穢れのない仔羊を神の生贄にささげていたことから、
イエス様と重ねたようです。

その下のロールには、ラテン語で、FORTIS SED JUSTUS と鏡文字で彫られています。
直訳では法を守ることを強く誓うといった意味のようです。
宗教的には「戒律を守ることを誓う」といった意味になるのでしょう。
この指輪の最初のオーナーは、敬虔クリスチャンだったのではないかと推測できます。

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