品番：Z-15
品名:G.SVダイヤモンドエナメルペンダント
素材:ゴールド・シルバー・ダイヤモンド・エナメル
国（推定）:イギリス
時代（推定）:19世紀初期
サイズ：縦約60mm×横約38mm（バチカン含む）　

アーモンド形の美しいフォルム。
中央は喪のジュエリーらしい壺のモチーフ。
壺は、死後の世界を象徴しています。
周囲の取り巻きは、薔薇のガーランド。
天国の象徴である花で円環を描く事によって
死と再生の意味を込めたのでしょうか。
壺や、薔薇の葉に至るまで丹念にあしらわえたダイヤモンド。
薔薇の花と蕾を交互に表現しているのが見えますでしょうか。

ロケットを開けますと、お写真と、遺髪が保存されています。
ヴィクトリア時代には、このようなヘアージュエリー専門の職人がおり、
髪の毛は消毒され、美しく編んだり、カールさせたりしてロケットなどに封入されました。
身を飾るためだけのジュエリーとは違い
故人を偲び、またそれを身に着ける事で愛しい人を身近に感じる癒し。
大切な想いに形を与えたモーニングジュエリーは
愛の証として時を超えて存在しているようです。