Gold,Paste Broach
ゴールド・ペーストブローチ
ハレー彗星をモチーフにした小さなブローチ
17世紀~18世紀のイギリスの天文学者エドモント・ハレーは、
76年周期の起動を持つ彗星を推測。
彼の名が付けられたハレー彗星は、1830年代にも現れます。
ハレー彗星に沸いた市場でそのモチーフは、ジュエリーとしても多く登場します。
こちらもその一つ。
センターにペースト、その上下左右にはお花が彫金され、すっと伸びた尾の先には金のボール。
アンティークファンには彗星を表している事がすぐにお判りになるのでしょうが、
初めてご覧になる方にはお花かな?と思われるような かわいらしいデザインです。
約170年の経年による金属の渋さが、大人の女性が着けるにふさわしい落ち着いたたたずまいを表しています。
ペーストは鉛を多く含むガラスで、18世紀から19世紀中頃まで貴重で高価なダイヤモンドの代用品として、多くのジュエリーに使用されました。
強い輝きを発し またまったりとした煉られたような風合いは、現代のガラスには見られない独特な美しさです。
サイズ : 長さ約2.5mm 幅約10mm