品番：Z-15
品名:G.SVダイヤモンドエナメルペンダント
素材:ゴールド・シルバー・ダイヤモンド・エナメル
国（推定）:イギリス
時代（推定）:19世紀初期
サイズ：縦約60mm×横約38mm（バチカン含む）　

アーモンド形の美しいフォルム。
中央は喪のジュエリーらしい壺のモチーフ。
壺は、死後の世界を象徴しています。
周囲の取り巻きは、薔薇のガーランド。
天国の象徴である花で円環を描く事によって
死と再生の意味を込めたのでしょうか。
壺や、薔薇の葉に至るまで丹念にあしらわえたダイヤモンド。
薔薇の花と蕾を交互に表現しているのが見えますでしょうか。

ロケットを開けますと、お写真と、遺髪が保存されています。
ヴィクトリア時代には、このようなヘアージュエリー専門の職人がおり、
髪の毛は消毒され、美しく編んだり、カールさせたりしてロケットなどに封入されました。
身を飾るためだけのジュエリーとは違い
故人を偲び、またそれを身に着ける事で愛しい人を身近に感じる癒し。
大切な想いに形を与えたモーニングジュエリーは
愛の証として時を超えて存在しているようです。

品番：No,10973
品名:(Pt).ダイヤモンドブローチ
素材:プラチナ・ダイヤモンド
国（推定）:ヨーロッパ
時代（推定）:20世紀初期
サイズ：縦約27mm×横約62mm　

王侯貴族がファッションリーダーであった時代。
エドワード７世が国王として在位していた１９０１年～１９１０年、その前後を含めた
エドワーディアン期のジュエリーは、端正なフォルムの中から
あふれだす貴族的な、そしてあくまでも美を追求するストイックなまでの姿勢が感じられ、
アンティークジュエリーファンの間でも人気の高いアイテムです。
プラチナが素材として登場する事で、レースのように繊細な表現が可能になりました。
こちらのブローチは、白く気高い印象、レースのような細工。
精緻に施されたミルグレイン、左右対称の端正な面持ちが特徴です。
ジュエリーが洗練を極めた時代の作品として堂々とした風格を感じます。

ブラックエナメルとダイヤモンド
そしてダイヤサイドの斜めのに入ったゴールドのラインの組み合わせが上品なリング。

滑らかな弧を描いたデザインはセンター部分で幅6.5㎜、高さ3.3㎜あり、
その程よい高さとエナメルという素材の為か、ノーブルなイメージを併せ持ちます。

ダイヤはオールドマインカットが7石、
小さいながらも かなり厚みのあるダイヤが使用されています。

こちらのリングはお気に入りとして着けられていたのでしょう。
エナメル部分がサイドへゆくほどダメージが大きくあります。
残念な事ではありますが、覗いた台座のゴールドがまるで模様のようにも見え
着けて頂くとそれほど目立たないように思えます。
またシャンクの指腹にあたる部分にサイズを大きくした跡があります。

リングの内側にはホールマークが残っており、
ロンドンの1845年に金種確認されたことが判ります。
176年前のリングにも拘らず、現代ファッションにも合わせやすいデザインが魅力のリンぐです。

サイズ：12号（サイズ直し不可）　/　場面サイズ： 縦約7mm（正面太いところ）

まだまだ金が貴重だった１９世紀初期のジョージアン期のネックレスです。
金を叩いて強度を保ちながら薄くのばし、
模様を施した後 短くカットしたものを丸く成形しロー付けにながら繋げていきます。
大変手間をかけて作られたこちらのチェーンは、そのためとても軽くしなやかなです。

クラスプにあたるハンドモチーフは、
幸運をつかむ、魔除けといった意味がありこの頃 好んでジュエリーに用いられています。
ヴィクトリアン期に入ると手のモチーフは、花束を持たせたお品などが見られるようになります。
バラを持たせることで友情を、スズランを持つことで幸福な気持ちを伝えるためらしく
気持ちを託したメッセージジュエリーの一つとしてさらにハンドモチーフは人気を博します。

こちらの手には、指に緑色のリングを着け 手首に花を添えています。
良くみると爪部分は、鏡面仕上げになっていますね。

全体には細かくたがねで打たれており、肌を表す柔らかい質感を表しています。

細部まで職人の手が行き届いた、状態の良いお品物です。

※セーフティーチェーンが付いており、比較的に安心してお使いいただけます。

サイズ：全長約51cm　チェーン幅約3mm　輪の直径約4～5㎜　ハンドクラスプ約26㎜

品番：No,5270
品名:18ct,(pt)ルビーダイヤモンドリング
素材:18金・プラチナ・ルビー・ダイヤモンド
国（推定）:イギリス
時代（推定）:20世紀初期
サイズ：17号　
サイズ直し可

※対応サイズはご相談下さいませ
※期間は3週間頂戴いたします
※サイズ直し承り後のキャンセルは不可となります

中央にオールドマインカットのダイヤモンド
周りにはローズカットダイヤモンドをちりばめ、
アクセントは、カリブレカットで留められたルビー。
ルビーの周囲は精緻なミルグレインが施され繊細な雰囲気です。

カリブレカットの登場により、隙間なく石を用いて
ラインを描くデザインが可能になりました。
たいへんな技術と時間をかけた石留方法です。
全体のバランスを損なうことのない控え目な立ち上がり部分の彫金も素敵。
どの角度から見ても美しいデザインです。

品番：No,7609
品名:G,SVガーネット・ダイヤモンドペンダント
素材:ゴールド・シルバー・ダイヤモンド
国（推定）:イギリス
時代（推定）:19世紀後期
サイズ：縦役57mm×横約23mm(バチカン含)

大きなカボションカットのガーネット。
裏の平らな面にマザーオブパールを使用しているため
凸面は、光が当たると美しい反射を見せます。
ガーネットは、ダイヤモンドをあしらった花のガーランドによって囲われ、
スウィングする上部は大きめのダイヤをちりばめたリボンモチーフで飾られます。
19世紀の作品らしい、シルバー枠に輝くダイヤモンド。
リボンの裏はゴールドになっております。
写真ではガーネットにクラックのような映り込みがありますが、機材の反射です。

8つの尖った先端をもつ星型、八芒星（オクタグラム）のモチーフのイヤリング。
見方によっては花のようにも、太陽のようにも見える可愛らしいデザインです。
センターにはローズカットダイヤが、深く刻まれた八芒星の中にセットされています。
場面の中の二重の円は、外側を金粒を連ね、また内側を撚線で表しており、
シンプルに見えるデザインの中に素敵な細工が盛りだくさん。
ちょっとお洒落に、そしてデイリーにお使いいただけるお品物です。

場面サイズ：φ約10㎜