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Gold,(pt)CherryOpal,Diamond Ring R-988

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美しいオレンジ色が印象的なファイアーオパール。
その中でも、こちらのように色鮮やかな赤みがかったオレンジ色をチェリーオパールと呼びます。
表面の擦れのせいでしょうか、少しマットなこちらの石へ光をかざすと裏面のファセットへその光が反射して 底の方からその名の通り小さな炎の揺らめきのような輝きをいくつも見ることが出来ます。

オパールより一段下がった6角形のベゼルにはメレダイヤが並んで爪留されており、
枠には細かなミルグレインが打たれています。
ベゼルの上下にそれぞれに、ダイヤとダイヤの間へプラチナと思われる白い金属で長方形のパーツを組みあわせ、それがデザインのポイントとなっているように思われます。
シャープで幾何学的なデザインのアールデコジュエリーを彷彿させるヴィンティージジュエリー。
珍しいオレンジ色の宝石は、ファッションの差し色としても。

オパールは4つの爪でしっかりと留まっており、その一つの爪の下に欠けがございます。
小さな欠けである事と爪で隠れているため、着用の際に目立つことはございません。

サイズ : 約13号 場面 縦約17mm×横約10mm
※対応サイズはご確認くださいませ。
※期間は3週間頂戴いたします。
※サイズ直し承り後のキャンセル不可。

Gold,MontanaSapphire,Pearl Pendant P-520

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1920年代のアールデコ期に作られましたサファイアパールペンダント。
下部のメインのモチーフには、4石のスクエアカットのモンタナサファイアがセットされており、覆輪留めにされたその枠にはミルグレインが打たれています。
取巻くパールは、上下左右と辺の部分よりも少し大きなサイズのパールを揃えることにより
作品にリズムを作り出しています。
美しい照りのあるパール。真円でないところもアンティークらしくシャープな印象のデザインへ女性らしい温たたかみを感じさせます。
下部のモチーフから上部のサファイアへ繋げているバーは上へ向かって細くなっており、
全体のバランスを考えて手間をかけられたものです。

モンタナサファイアはアメリカのモンタナ州で19世紀後期から採掘されました、
落ち着いた青(藍色のような色)や紫がかったものなど一般的なサファイアとは
異なる独特なお色を持っています。
結晶の構造により大きな石が取れにくいそうですが、
透明感があり輝きが強いものが多いです。
現在ではすでに枯渇により閉山されているそうで、貴重な宝石です。

サイズ : 場面縦約4.2cm チェーン長さ約40cm 

Gold,Amethyst,Pearl Earring E-216

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ライラックの花を思わせるピンクがかった薄紫色の、上品なヴィンティージアメシストイヤリング。
トップのゴールドボールからアメシストを結ぶバーには、約1.5㎜のハーフパールが二つ付いています。
このバーが正面からはとても細く見えること
アメシストを留めているゴールド枠のべゼル部分もやはり正面からは薄く見えることから、
こちらのイヤリングから繊細な女性らしさを感じます。

バーの上下の2ヶ所で揺れる作りになっており、可憐に揺れ動きます。
半貴石とパールの組み合わせは20世紀頃より若い女性に好まれた組み合わせ。
ぜひお楽しみくださいませ。

ご希望でイヤリング金具からピアス金具(現代物)へお取替えいたします。
その際、実費がかかりますことをご了承ください。

サイズ : 長さ約32㎜

18ct,sv,Sapphire,Diamond Ring R-862

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イタリアのアドリア海沿岸にありますアンコーナという所で見つけましたサファイアダイヤモンドリング。

サファイアをセンターに、その周りにダイヤ、アウトラインにサファイアが取り巻かれているマルをモチーフにした幾何学的なデザインです。
センターのサファイアは一段高くセットされ、深い刻み模様のあるゴールドで覆輪留めされています。
そのほかの宝石の留めは、全てシルバー。
元々は、例えばボタンのような今とは違ったアイテムに使われていた品物を、
のちにリングに仕立てかえたようです。
アウトラインに並ぶサファイアに、多少の傷がございます。

華やかな観光地ではないけれど、古い遺跡や旧跡を大切に残し、海と空の青さが素晴らしいどこか朴訥とした美しいアンコーナの町のように、手仕事の温かみを感じる個性的なリングです。

カジュアルな装いに合わせて、ラグジュアリー感をプラスして大人の装いに。

サイズ:13号(サイズ直し可)   場面Φ約16mm
※対応サイズはご相談くださいませ
※期間3週間頂戴いたします
※サイズ直し承り後のキャンセルは不可となります

Goldcase,Citrine,Quartz Seal P-523

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石や、金属の平面に、紋章やモットーなどの模様や文字を彫り下げ封蝋の上から押し付けるためのもの。
この掘り下げて模様を出す事をインタリオと言います。
指輪にインタリオした石をセットしたり、また地金を彫り下げた品もあり、インタリオリングと言われます。
やがては、フォブにセットされて、懐中時計の鎖の飾りやシャトレーヌに下げて使われました。
これはフォブシールと言われます。

こちらは爽やかなレモン色が印象的なシトリンのフォブシールです、
縦約18㎜ 横約15㎜の大きなシトリンの場面には、
上からハト、中ほどの盾にはやはりハトと
テューダーローズと思われる横に並んだ3輪のバラ。
下部のスクロールには、「ME PASCUNT OLIVE 」と彫られています。

シールに彫られているテューダーローズとは
15世紀のイギリスのバラ戦争。
30年間に及ぶ権力闘争は対立していたランカスター家(赤バラ)のヘンリー7世とヨーク家(白バラ)のエリザベスとの婚姻によって終結します。
その際に作られました2つのバラが重なった模様の紋章がテューダーローズと呼ばれています。
現代ではイギリスの国章や、サッカーのイングランド代表のエンブレムに見ることが出来ます。
ヴィンティージ時計のチューダー社の物にも、国民に親しまれている紋章マークという理由から取り入れられています。

そして何羽も彫られているハト
「鳩とオリーブと言えばご存知の方も多い、旧約聖書の創世記の中のノアの方舟。
神の怒りによって起こされた洪水が収まり、水が引いて地上に出られるかどうかを確かめるためにノアは船より鳩を飛ばしました。
何度目かに鳩はオリーブの枝をくわえて戻ってきたことから、洪水が収まったことを知ります。
神に許され、平和が訪れたことを知らせたオリーブを加えた鳩の姿が、平和の象徴となったのです。」

どちらも闘争や災害が終わり、平和の訪れを象徴したマークです。
きっとこちらの元オーナーも平和の意味を込めてオーダーされたのではないかと想像することが出来ます。
19世紀の特徴を持つ、花模様などの美しい彫金も見応えがあります。