Antique Jewellery GoodWill

Gold Earring E-211

Sold No Comments

ミラー仕上げの逆三角形のように見えるフレームに薔薇が一輪下がったデザイン。
こちらのフレームは、片側は薔薇に沿って丸みを帯びた滑らかな曲線を描いており、
反対側は、角を尖らせてお品物にシャープな印象を残しています。
薔薇の花は三角形のベースよりさらに濃いオレンジにも見えるイエローゴールド、葉はグリーンゴールドで仕立てられているため、より立体感を感じます。
花びら一枚一枚、葉を一枚一枚、個別で作りロー付けで合わせています。
現代のファッションに馴染みやすいジュエリーです。

薔薇の花の歴史は古く5000万年以前とか。
その後、歴史の権力者達(エジプトのクレオパトラの薔薇好きは有名ですね)に愛された薔薇は、19世紀に飛躍的に発展します。
ナポレオンの妃、ジョセフィーヌ主導によって世界中から様々な薔薇を集め、
栽培、品種改良、図案を残すことに努めたのです。

1867年にはモダンローズの始まりであるハイブリッドティ系の薔薇の改良に成功。
すっと伸びた枝の先端に大きな花を一輪咲かせた新しい品種を
こちらのジュエリーにも早速取り入れているのでしょうか。

サイズ:長さ(金具含む)約38mm/モチーフ長さ約33mm

14ct.agate intaglio ring No.11309

Sold No Comments

No,11309
14ct,メノウインタリオリング
オーストリア 20世紀初期

サイズ#17.5 場面14㎜×10㎜

メノウの層を利用して彫りを強調したインタリオリング。
インタリオとは、
石や、金属の平面に、紋章やモットーなどの
模様や文字を封蝋の上から押し付けるため、
掘り下げて模様を出したもの。。
指輪にインタリオした石をセットしたり、
また地金を彫り下げた品もあり、
これをインタリオリングといいます。

こちらの作品に彫られているのは
個人の紋章です。
紋章は騎士の甲冑と盾などから構成されます。
こちらの作品では横向きで格子を閉じたウァイザードヘルメット。
身分としては郷士(エスクヮイア,ジェントルマン)
を示すものです。
クレストは雄々しいライオン。
盾には見事なユリの紋章が見受けられます。
コンディション良好で
彫りの深い、立体感ある作品に仕上がっております。

18ct.Pendant p-456

Sold No Comments

P-456
18Cct.ペンダント
フランス 20世紀初期

サイズ縦約28㎜×横約15㎜ 3.3g

バラ窓を背景に、若いマリア様のお姿を写したおメダイ。
あどけなさの残るマリアさまの横顔は
やや左上を仰ぎ、希望に満ちた笑みを浮かべていらっしゃいます。
下部には3輪の薔薇。
これはホーリートリニティーを示すもの。
また、SELLIERという銘も入っております。
アーモンド形のフォルムもコインメダルとは違った印象。
本来おメダイはアクセサリーではありませんが
このような美しい作品を身に着ける事で
癒しや、優しさを感じられれば素敵ではないでしょうか。

Gold,Diamond Ring R-886

Sold No Comments

四つ葉のクローバーモチーフのローズカットダイヤモンドリング。
19世紀中期の古いお品物です。
ダイヤは19世紀の柔らかい蝋燭の光の中で、
一段と輝くように工夫を凝らしたクローズドセッティング。
二股に分かれたシャンクの部分は細く、
華奢で可憐な印象が、さりげなく野にあるクローバーに重なります。

ヨーロッパでは古くから、四つ葉のクローバーの葉脈が天と地を結ぶ十字架に似ていることから、持っていると幸運が訪れると考えられていました。
当時、四つ葉のクローバーモチーフのリングを持つことで幸せを願ったのかもしれません。

サイズ11号 場面サイズ縦約8㎜×横約9㎜
オランダの14金を表すホールマークあり。

追記
クローバーは江戸時代、こちらのリングが作られたのとほぼ同じ時代、同じ国より、
ガラスの瓶と一緒に 日本へやってきたそうです。

Platinum,Diamond Wristwatch W-29

Others No Comments

アールデコ期の幾何学模様で構成されたデザインがお洒落な時計。
フェイスの通常より縦に長い長方形のバランスが印象的です。

文字盤の外周を縁どるレールウェイの上下に何も書かれていない空間があり、
そのバランスが絶妙でデザイナーに遊び心を感じます。
インデックスは丸みを帯びて書かれたアラビア数字、針はブルースチールを使用。
小さなフェイスですが、ホワイトベースにブラックで書かれた数字と
ミッドナイトブルーに輝く針の為、視認性にも優れています。

装飾も素晴らしく、ベゼルからラグにかけてメレダイヤが敷き詰められるように隙間なくセットされています。
ダイヤ一石一石が大きな石ではないため、これだけダイヤが使われていても華美にならず上品に付けて頂けます。

横から見て頂くと、ケースサイドには蔓草の模様が手彫りされています。
特注のお品だったのでしょう。

1930年代頃の時計は良い状態で残っているものが少なく、
こちらは貴重な一品です。

ケース縦約57㎜×横約10㎜(ラグを含む)
フェイス縦約17㎜×横約5㎜
長さ175㎜
ベルトは新品の9金ホワイトゴールドブレスを合わせています。

18ct,MIZPAH Ring R-959

Sold No Comments

ヴィクトリア時代に流行したMIZPAH(ミズパ)モチーフ。
元は
「われわれが互に別れたのちも、
主がわたしとあなたとの間を見守られるように。」
という、旧約聖書の一説に由来します。
これが転じ、遠くに旅する人の無事を祈るというような
使われ方をしました。
世界の海に進出していた当時のイギリスですから
遠くに旅する人へ贈ったというのも納得できます。
また、第一次大戦で出征する兵士の無事を祈るために
贈られることもあったようです。
愛する人の無事を祈り贈ったメッセージリング。
指に触れるたび、幾度となく
様々な想いや願いをかみしめた事でしょう。
神が二人を見守られるように。
そして、離れていても心で繋がっていられるようにという
切なくも、美しい願いを込めたリングです。

サイズ#13変更可能