Antique Jewellery GoodWill

18ct,Sapphire & Diamond Ring R-873

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全体のフォルムが四角いこちらのリング。
どこか上品でエレガントな印象を受けるのは、アウトラインが丸みのある滑らかな曲線で結ばれているためでしょうか。
また澄み切った大変美しいサファイアの、まるでシャーベットをぎゅっと固めたような瑞々しい優しい色味のせいでもあるのでしょうか。

サファイアの周りのローズゴールドの縁取りは、クールになりがちな青色に温かみをプラスしており、
取り囲むローズカットのメレダイヤは、
ダイヤサイズを抑えたことで仰々しくなく可憐な印象をもたらしています。
ベゼルから繋がるショルダーは、20世紀初期のお品物らしくすっきりと細いお作り。
台座下のリング立ち上がり部分の正面からは見えないゴールド部分にも、彫りが施されているさりげなく凝ったデザインです。

サイズ12.5号(サイズ直し可)
石サイズ  縦 約7mm 横 約5mm

9ct,Pendant 7448

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ラテン十字と呼ばれる黄金色のクロス全体へ、
躍動感のあるつる草のような葉模様が彫られているペンダントです。
つる草は、どんどんと伸びていく姿が繁栄していくイメージに結び付き、19世紀に好んで使われたモチーフです。
深く彫り下げられた所へ光があたると明るく耀き模様を浮き上がらせ、19世紀のヴィクトリアン時代を彷彿させてくれます。

セットになっているチェーンもオレンジがかった黄金色。
ペタンとした平たい輪を繋げた小豆チェーンです。

シャープな印象のこちらのクロスペンダントはユニセックスにお使いいただけるジュエリーです。

サイズ 約32mm(丸環なし) 横 約18mm / チェーン51cm

Gold,Miniature Broach B-59

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テオドール・ジェリコーの「エプソムの競馬」
という絵画作品をご存知でしょうか。
1821年にジェリコーがロンドンの競馬場を訪れた際に
描いたとされる作品です。
馬は、フライングギャロップといって
両足を前後に開いて飛んでいるように描かれております。
馬は実際そのような走り方を致しません。
これは、疾走する馬のスピード感を表現するための描写なのだとか。

こちらのブローチは、ジェリコーの「エプソムの競馬」と
ほぼ同時代に作られたと思われる作品で、
馬の描写も、同じくフライングギャロップ。
ジェリコーと同様に、馬を愛してやまない作者の心意気..なのでしょうか。

小さな象牙の板に手書きで描かれた絵画部分はわずか12㎜×25㎜。
細密画の周りは深くたがねを入れた、細工の美しいゴールドの花々。

19世紀初期の英国では、競馬は上流階級のたしなみ。
身分ある方の持ち物だったのでしょう。
気品を感じる作品です。

もし、絵画や馬がお好きならば、
およそ200年前の作者やオーナーと
作品を通して心を通わせる愉しみも、
いっそう味わい深いものになるのではないでしょうか。