コロンとした丸い形状が可愛い、デコ期に作られましたリングです。
このドーム型が砲弾の頭部のようにみえたのでしょうか？そこから このようなべゼルの形をボンブリングと呼びます。

センターダイヤを中心に、その周りを たくさんの細かい花びらのような連続模様。
まるでデイジーのように可憐で、ダリアのような華やかさを併せ持っています。
透かし模様で表しているその細工は、職人の手仕事によるもの、見事ですね。

横から見ていただくとベゼルを支える台座が、内側へ円周を小さくして作られていることがわかります。
そのため、ドーム型よりさらにボール状に近いモチーフになり キュートな印象でつけていただけます。

サイズ8.5号

まる　まる　まるが並んだデザインが印象的。
曲線だけで構成されたデコ期に作られましたサファイア ダイヤモンドリングです。
直径約7.5ｍｍのサファイアは美しい青色。
カットを施すことにより、より輝くサファイアをあえてカボッションカットで使用するのですから色味が良いからこそだと思われます。
サイドのローズカットダイヤは約3.5mm。
サファイアの上下のアウトラインにあしらったメレダイヤの、
細かい輝きと違った しっとりとした輝きを堪能できます。
着けると格好良さが増すリング。
大人の女性のためのジュエリーです。

サイズ12.5号（サイズ直し可能）

とても彫の美しいアイボリーのブローチ。
何かを見つめる力強い眼差しが印象的です。
馬の耳はその馬の感情を表しているそうですが、
ピンと耳を立てて前を向いている時には
前方方向へ集中している時のようです。
今にも走り出しそうな緊張感が伝わってきますね。

首からお顔にかけてのモチーフですが、馬具の頬皮や手綱を立体的に彫り込むことにより 三角形の構図が生まれ 安定感のあるお品物に仕上がっています。

縦約39.5㎜
横約34㎜

15金を贅沢に使用し、遊色の美しいオパール、
オールドカットのダイヤモンド、貴重な真珠を
バランスよく配した秀作。

全体のフォルムは、アールヌーヴォーの
生命力を秘めており、力強さも感じられます。
石は全て覆輪留めで、さらに三石のオパールは大きさに
グラデーションを付け、安定感を出しているのが特徴です。

オパールは、様々な色合いの美しさが
混然一体となって、見る者を魅了する石。
また、オパールはヌーヴォー作品に
多用される人気の石でもあります。

レースを編んだような繊細な印象のイヤリング。
セットされたダイヤはローズカットです。
ブリリアンカットなどに比べカット面が少ないため、
まるで薄氷を貼ったような優しい煌めき。
イヤリングは約4㎝の長さがあるため揺れ幅が大きく、
着けて頂くと控えめながら、存在感を発揮します。

19世紀には自然界の中からインスピレーションを受けて作くられました花や星などのモチーフに
人気があつまりました。
儚く消えゆく雪の結晶をパールとダイヤを使って表したブローチ ペンダント。
こちらも、そのような自然主義的スタイルのジュエリーの一つです。

白く照りの良いハーフパールをバランスよくセット。
六角形のシルバーの台座には、その細い先端にまでぎっちりとダイヤがセットされています。
ダイヤはオールドマインカットを中心にオールドヨーピアンカット、小さい物はローズカットなど。
積雪が日の光に照らされたまぶしさを再現したような、強い輝きです。

裏面にありますチェーンを通すための金具を上に倒すと、
ペンダントとしてもお使い頂けるようになっています。
その日のファッションで、どちらでもお楽しみいただけます。

ブローチ直径約36㎜

斜めに2石のダイヤが並んだトワエモアリング。
トワエモアはフランス語で「貴方とわたし」を意味しており、このダイヤのように いつまでも一緒に離れずにいましょうという愛のメッセージが込められたロマンティックなリングです。

メインダイヤはオールドマインカットとオールドヨーロピアンカット、ショルダーにはローズカットダイヤ。
二人を表す2つのダイヤは、厚みもありとても綺麗に輝きます。
スッキリとした爪留めのシンプルな仕上げです。

センターからショルダーへ流れる曲線は とても細く、
当時のトワエモアリングの中でも洗練されたデザインではないかと思われます。
大切な記念のリングにぴったりですね。

ピンクゴールドのフランス製バングル。
お花モチーフをセンターに、上下左右とシンメトリーに模様が広がっていきます。
花と葉を表しているモチーフは、ルネッサンスを彷彿させる調和のとれた幾何学的な雰囲気。

そして、さらに素晴らしいのは左右に細工された透かし模様。こちらもシンメトリー。
左右同じ模様が鏡合わせのようにつけられています。
タガネで一つ一つ模様を抜き、チューリップなどの草花を表現
よくみると、仕事跡をみることができます。

大きな石を使用した華やかさでなく、
職人の手で時間をかけて作り出した華。
美術工芸品といえるでしょう。