瑞々しいサファイアとそれに繋がる肩の表情が印象的なリング。
タテ約5.5㎜　ヨコ約9㎜のボリュームのあるサファイアは、すっきりとした覆輪止めで留められています。
肩にはルネッサンスに影響されたと思われる古代ローマ建築でみられるような模様があります。
19世紀中頃過ぎからルネサンスの時代でのデザインやモティーフが作品に見直され使われることがあったので、こちらのリングもそのような流れの中で作られた一つなのでしょう。
力強い印象のこちらのリングは、女性はもちろん男性にも着けて頂けそうです。

サイズ＃12

フランスのベルエポック期に作られました花綱模様のペンダント。
タテ25mmヨコ17mmの中に納まるサイズに作られました、とても繊細で緻密な作品です。
ふわっと丸みを帯びたお花にはしっかりとした職人の彫りが施され、サファイアやダイヤの周りにはミルグレインが打たれています。
ダイヤの外側のフレーム部分のゴールドの色合いがほんの少しですが色合いが違っています。このほんの少しが、ペンダントを着けた時に立体感を生み出してくれます。
ゴールドはマット仕上げに、サファイアはスクエアカットと、煌びやかな仕上げをしていないせいでしょうか、昼のお出かけにも着けられそうな落ち着いた品の良いお品物です。

長さ約50㎝

リボンと花綱模様にさりげなくパールをあしらった美しい伝統的で貴族的なデザインのネックレス。
5枚花弁の可憐なお花は忘れな草でしょうか？
それぞれ手彫りならではの力強い深い彫りで表現されています。
すっきりとしたファッションに変わってきたこの時代の品物らしい、細いチェーンと花綱模様のキリッとしたラインが現代のファッションにも合わせやすいです。
裏面には18金を表すフランスの鷲の横顔のホールマークが打たれています。

長さ37.5㎝

秋の実を思い起こさせるような5㎜程の丸い粒を3つも使って表現されたピアス。
葉のラインにはミルグレインが打たれ、中心にオールドカットダイヤが煌めいています。
優しい朱色のサンゴは肌馴染みがよく、お顔周りを明るくしてくれることでしょう。
揺れるデザインです。

鳥と草木の模様が手彫りで施された繊細なイヤリング。
よく見ると左右の鳥の表情や草木の伸び方が違い、手作りの温もりと陰影がついた渋いシルバーの美しさを堪能していただけることでしょう。
大変軽く作られており、お使いいただきやすいひと品です。

タテ約20mm×ヨコ約17mm

こちらのリングはしっかりとした厚みのあるローズカットダイヤを中心に菱形のフォルムのラインに合わせて合計11石のダイヤがセットされています。
センターダイヤは一段高くセッティングされていて、その周りには放射状に抜けが作られているため立体感と軽やかさがでます。
指に着けるとシルバーの放射状のラインとダイヤの輝きで美しい模様が浮き上がります。シルバーラインはセンターダイヤにあわせて少し背を高く作っているからでしょう。
裏面にも植物のようなやさしい彫が施されています。
滑らかなカーブで着け心地のとても良いアンティークらしいムードのあるお品です。

ベゼル　タテ17mm　ヨコ12mm
サイズ24号（お直し可能です。ご相談ください）

古いローズカットダイヤモンドの輝きは、控えめでありながらとても上品で華やか。
センターストーンを取り巻くのは、一見メレダイヤに見えますが、地金を掘り起こして細工がしてあり、キラキラとダイヤモンドのように輝きます。
ダイヤモンドが貴重だったこの時代なればこその職人技なのでしょう。
揺れるパーツも効果的で、石の輝きとともに着けた時に顔周りを華やかに演出してくれるお品です。

オールドマインカットの深い透明感ある輝きと、ブラックエナメルの艶がたいへん好対照で魅力的なリング。
指に乗せるとエナメルがマーキース型の絵画の額のように際立ち、たいへん効果的です。
スタイリッシュなデザインながら、サイドの花弁のような装飾が柔らかい雰囲気を添えている、フレンチらしい洒落た作品です。